ブックタイトル25年度ふくいろキラリパンフ

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概要

25年度ふくいろキラリパンフ

あるようで無い、身近で小さなアイデア商品タカワ精密入社20年目、設計係長。ファクトリーオートメーション(FA)の設計に従事。Developer名刺サイズでいつも持ち歩けるFA設計係長 鈴木 鉄雄さん この靴べらは、薄さ、軽さ、フィット感を兼ね備えた実用的なアイテムです。いつでも持ち歩けて、ポケットからスマートに取り出すことができるように、ビジネスシーンの必需品「名刺入れ」に入れられるサイズにこだわって作られています。スタイリッシュなアイテムだけに、商品名のゆるい感じのギャップに親近感が。世の中に、あるようで無い、世に出たら面白い、身近で小さなアイデア商品。そんなものを作りたいという、開発者の思いを実現させた、さりげなくも奥深い逸品です。普段は金属の精密加工品を取り扱っており、一企業としては下請けが主な中、お客様に直に触れる最終商品を作りたいという思いが強かったとのこと。 当初はもちろん自社の技術を活かした金属での試作からスタート。しかし、材質や風合い、さらには、モニタリングからの改善点が多数見られ、開発は難航。しかし、試作を重ねた結果、材質は、金属ではなく樹脂の方が、滑りやすさや柔らかさなどの面で、かかとにも靴にも優しいということにより、硬質塩化ビニール材を使用することに決定しました。自社の技術にだけこだわっていたら世に出なかった「べら丸」。他社からの協力を得ながら自社から発信する開発商品を生み出せたこと。つまりそれは、小回りが利く中小企業の強みでもあります。企業として身の丈に合った商品であり、また、お客様に寄り添えるようなローテクで身近なものを・・・。という想いを“一つのカタチ”として開発できたことに、開発者の誇らしさが伝わってきました。1415