ブックタイトル平成26年度ふくいろキラリパンフ

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概要

平成26年度ふくいろキラリパンフ

 2011年3月11日に起きた東日本大震災により福島県は甚大な被害を受けました。県内の大手企業はもちろん、その下請けである中小企業も大きな被害を受け、更には東京電力福島原子力発電所の事故による放射能汚染。これによる風評被害等は、工業製品の製造・販売にも影響を及ぼし、福島県地域における下請け中心の中小企業は厳しい状況が今なお続いています。 このような中、福島県では平成25年度福島県地域産業復興支援事業、平成26年度福島県中小企業新商品開発等支援事業として、産学官連携による技術課題の解決及び、製品開発から販売までのトータルサポートを「ふくいろキラリプロジェクト」と銘打ち、支援を続けています。福島県のものづくり中小企業が取り組む、自社の保有技術を活かした新しい商品づくりに対して、福島県地域産業復興支援アドバイザーの堀切川一男教授(東北大学大学院 工学研究科)(※P.04)を中心に、産学官連携による商品開発をサポート。それは、自社商品の保有による市場を意識した商品の開発や、社員のモチベーション向上につながり、さらにはその企業からの波を受け地域産業の活性化へと進んでいきます。 しかしながら、現在の福島県の状況を踏まえると、せっかく自社商品を持ったにも関わらず、風評被害における取引先の減少や、下請け中心の企業では販路・流通に関してのノウハウがない、などとこれまでの通常活動では乗り越えられない壁があるのも事実。 本事業である「工業品等に係るビジネスマッチング・商品開発支援事業」はそこから生まれた商品を主に、「福島の企業力」を余すところなく発信し、福島ブランドの確立と販路開拓支援・ビジネスマッチングを行うことを目的としています。さらにセミナー等を開催し、営業(広報)・流通・販売を担当できる人材の育成にも取り組んでいます。福島県が進める産学官連携による商品開発と、本事業による相乗効果で、県内企業のモチベーション向上と受注回復・取引拡大を目指し、地域産業の活性化から新たな経済の流れを展開してまいります。 ここに福島の企業力を体感してください。復興に向け歩むものづくり中小企業のイノベーションFUKUSHIMA!0203