ブックタイトル27年度ふくいろキラリパンフ

概要

27年度ふくいろキラリパンフ

安定感と耐久性で危険を回避、デザインには楽しさを“転ばぬ杖の先(仮)杖の先端器具製造技術髙﨑 大輔さん工業製品で医療の世界へ。”05FILE.歩行が困難な方にとって、第三の脚とも言われる「杖」。手を使いたい時、置き場に困ることのない、自立する杖の先が開発されました。より安定性を追求し、当初の3本脚から4本脚へと進化。脚の先端部分には特殊なゴムを施し、本体にクッション性を持たせることで衝撃を軽減します。また、見た目のデザイン性もありながら、軽量化と強度面の両方を兼ね備えたハニカム構造を取り入れました。会社として初めて医療器具を開発し「メディカルクリエーションふくしま」へ出展。「金型を扱う企業だからこそ出来る加工技術を、医療分野に活かせないか」という思いを形にする事が出来ました。現在は、福島県立医科大学のリハビリステーションにて、モニタリングを実施しながら改良を重ねています。年配の方のお話を聞きながら、自分たちが出来る“最大限”の良いものを開発するために、日々努力しています。20