ブックタイトル27年度ふくいろキラリパンフ

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概要

27年度ふくいろキラリパンフ

本冊子は“産学官連携により開発された新製品・技術”の紹介カタログです。発行にあたり、「福島力」というタイトルに行きつくまで非常に悩みました。昨年度発行した「福島の企業力」。もちろん誌面内容は企業が開発した製品や技術であり、主役は企業です。しかし、その背景には県や市町村、産業支援機関、展示販売会等の会場提供者、テレビ・新聞等のメディア、そして製品を購入していただいた皆様。福島県のたくさんの「人」に支えられ、製品は開発され、販売されています。つまり、オールふくしま。冊子タイトルに採用した「福島力」には、関わってくださった皆様への感謝の気持ちも込められています。そして、忘れてはいけないことがあります。2011年3月11日東日本大震災。あれから間もなく5年という節目を迎えようとしています。福島県は震災で甚大な被害を受けました。県内大手企業はもちろん、その下請けである中小企業は深刻なダメージを受けたのです。さらには東京電力福島原子力発電所の事故による放射能汚染。これによる風評被害は農産物だけでなく工業製品にまで及んでいます。取引先が減少し、今もなお震災前の水準にまで戻っていない企業が沢山あります。中には福島県の企業でありながらも他県に製造拠点を移し、福島で製造していないことをPRしてまで、取引を続けている企業もあるのです。それでも福島県のものづくり中小企業は復興に向け次のステージへと歩み始めています。ものづくり企業の支援を3年続けてきて実感した事があります。それは、「全国に、そして世界へ誇れる技術が福島県には山ほどある」ということ。しかし、それがあまり知られていない事実。本事業では県外での展示販売会を実現させ、その製品・技術に驚きの声をたくさんいただきました。本冊子の役割は、福島県の素晴らしいものづくり技術を一人でも多くの方に知っていただくことだと考えています。震災以降、福島県は全国の皆様から支えられ、復興への歩みを進めてきました。冒頭でも述べた感謝の気持ちは、福島県内の関わった方々だけでなく、震災後から福島県を支えてくださった全国の皆様へ向けたものでもあります。「福島県は皆様に支えられ、このように前向きに歩んでいます!」誌面でご紹介している企業力はもちろんですが、福島県全体の勢いある“福島力”を本冊子で体感していただければ幸いです。はじめに