ブックタイトル27年度ふくいろキラリパンフ

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概要

27年度ふくいろキラリパンフ

福島県では平成25年度から福島県地域産業復興支援事業「産学官連携による新商品開発から流通までトータルサポート事業」として、企業の保有技術を活かした自社製品“新商品開発”をバックアップしてきました。新商品開発。それは“目に見える商品”となり、開発者の想いが詰まった製品として世の中に送り出されます。中にはB to B、B to Cなどと種類があるものの、それらは購入され、自社の売上として数字となり、取引先や消費者の声が聞けるものとなる。商品開発は開発者のモチベーションもあがりやすく、企業全体の意欲を盛り上げます。しかし、ものづくりの世界には、「もうひとつの開発」があるのです。“生産技術の改善”です。平成27年度福島県中小企業新商品開発等支援事業(ふくいろキラリプロジェクト)では、商品開発のサポートはもちろん、技術相談の面談も数多く行いました。商品開発は販売目的がほとんどですが、生産技術の改善は“自分たちのため”に行います。つまり、Me to Me。生産技術の改善(課題解決)は、公表できない技術もあるため表に出にくく、社会的な評価も商品開発よりは低いイメージを持たれている方も少なくありません。しかし、そうではなかった。表に出にくいだけであって、ものづくり企業は課題解決に本気になっているのです。企業にとっては生産技術の改善こそが「開発」。更にその開発が企業を「進化」させていきます。ならばそれを「福島力」として発信していこう。生産技術の改善に真剣に取り組む企業が、福島にはたくさんある。これこそが福島の復興のシンボルではないか。技術的な内容のため、すべてをお見せすることは出来ないかもしれませんが、これが福島力です。そして「ふくいろキラリプロジェクト」も地域企業と共に進化していきます。堀切川 一男 教授東北 大 学 大 学 院工 学 研 究 科左:工場内視察/東北ノーラ㈱右:堀切川教授による技術相談/シコー㈱ 43