ブックタイトル27年度ふくいろキラリパンフ

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概要

27年度ふくいろキラリパンフ

医療用縫合糸糸研究開発係 係長菅野 幸二さん糸が織りなすコミュニケーション今回、堀切川教授の技術相談により、限界と思っていた技術が改善しました。組紐(くみひも)の“生産設備”の改良です。これはまさに生産技術の開発と改善の成果です。企業のノウハウが含まれているため詳細についてはご紹介できませんが、この技術改善により、今まで苦労していた極細な組紐の生産工程の中で、ロスが減り、安定した高い生産性と均一な品質を同時に手に入れることが出来ました。この設備の改良により、他の技術も見直すきっかけとなり、生産率を高めるための大きなカギとなったのです。現在は、今回得た技術を発展させて、新商品の開発へ挑戦しています。効率良く組紐を生産したい技術相談FILE.14世の中には、いくつもの種類の「糸」があります。天然繊維のものと化学繊維のものがあり、絹やナイロン、ポリエステルなど、用途に合わせて素材も太さも様々。二本松工場では、医療用縫合糸や釣糸をメインに生産しています。糸を作りあげる工程は、生糸という糸の束から繊維を引き出し、強度を高めるために“撚り”(より)をかけ“組紐”(くみひも)にすることで「糸」が出来上がります。この組紐の工程は、糸を作り上げるためのとても重要な技術。その技術を活かし、現在取り組んでいるのは、従来の商品より更に強くて細い糸「超極細の組紐」の開発です。いまだ世にない仕上り径が0.04mm以下という超極細の組紐が、新たな利用分野を拓いていくかもしれません。世界一の“極細糸”をこの世に株式会社 シラカワ 二本松工場〒964-0974福島県二本松市小高内112各種糸類と関連商品の製造販売 医療用縫合糸・釣糸生産0243-23-6011   0243-23-2071   http://www.k-shirakawa.com   nihonnmatu@k.shirakawa.com44